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『ガイアの夜明け』でも特集!あなたの土地・住まいも狙われる... 〜「地面師」「ブラック家主」 驚きの手口〜 地面師編

こんにちは。penguin-sam(@PenguinSam_5)です。

積水ハウスアパホテルも騙された「地面師」


狙っているのはマンションやホテルなどのデベロッパーだけではありません。
個人もターゲットにしているのです。

あなたの土地は大丈夫ですか?

 

今回ガイアの夜明けでは、個人をターゲットにした地面師の手口を放送してました。

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地面師の手口とは

ターゲットになった土地は、先祖代々引き継いできた1200坪の広大な土地でした。
被害者は自宅も含め、すべて騙し取られてしまします。
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事件は被害者の父親が経営するアパートの経営がうまくいかなくなったことから始まります。
被害者はこの土地を担保に金融機関からお金を借りるのですが、経営がうまくいかずこの土地を差し押さえられてしまいます。

 困った被害者は弁護士からある提案を持ち掛けられます。
 弁護士事務所に行ってみると、そこには不動産会社とその顧問がいました。

 その提案とは、 自宅を残し隣の空いている土地に不動産業者が老人ホームを建てるというものでした。
 そこを共同経営し、その収益を借金の返済に充てるというものでした。
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 ここで、不動産会社から条件を提示されます。

 計画をスムーズに進めるために、この土地の所有権を一旦不動産業者に移すというものでした。

 驚いたのは、この交渉に席に本物の弁護士も同席していたことです。その弁護士も「大丈夫です」と太鼓判を押してました。プロのお墨付きをもらったことで話を信用してしまったようです。
被害者側のどうにか借金を返済して自宅を取り戻したいという思いも後押ししたのでしょう。

 ところが、老人ホームの建設が一向に進みません。交渉から1年半たった時ある人物を紹介されます。

 あのミンスカス(旧制小山)操容疑者です!

 カミンスカス容疑者は、この案件を自分に任せれば解決できると言いました。後でわかるのですが、カミンスカス容疑者とこの不動産業者は裏で繋がっていたのです。

結局不動産業者は老人ホームを建てませんでした。
それどこか契約の2年後、この土地をある住宅メーカーに売却してしまいます。
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詐欺なのに土地を取り戻せない?!

民法では、原則詐欺行為による契約は無効です。なので、被害者はこの土地を地面師グループから土地を取り返すことできたのです。
ですが、事は単純ではありません。地面師はこの土地をある住宅メーカーに売却してます。
この契約は詐欺により無効だと主張しても、住宅メーカーという「善意の第三者の登場により不可能になってしまったのです。

詐欺の被害者<善意の第三者

法律は被害者ではなく、善意の第三者の保護を優先しているのです。

当然住宅メーカーは被害者に自宅を取り壊します。
土地の自宅も失った被害者はアパートに引っ越しを余儀なくされてしまいます。
そして今は地面師グループに対する訴訟準備をしているとのことでした

 

番組では、元地面師からの話も放送していました。

地面師に狙われやすい土地とは

地面師は日ごろから動きにない空地を調べています。
個人で身寄りのない所有者は発覚しにくいので狙われすいそうです。
番組内でも話してましたが、所有者が遠方に住んでいる場合や、 積水ハウスの事件でもあったように、所有者が入院中に場合も狙われやすいようです。

高齢化に伴い空き家が増えており、所有者がわからない土地も多くあります。
あなたの土地は大丈夫ですか?

最期に

先祖代々の土地を相続したり、持ってる人は本当にうらやましいと思います。
その反面、詐欺師たちに狙われているという事実もあります。
生まれながらに持ってる人には私たちとは別の苦労があるんですね。